【配信者必見】『OBS』に配信で載せたい音だけを載せる方法!!


今回の記事は、配信者に役立つ情報となります。

配信中に『自分は聞きたいけど配信には音を載せたくない』、誰しも1度は思ったことがあると思います。

そこで今回は、配信に載せたい音だけを載せる方法を解説します。

※Windows(x64)環境となります

必要なソフトウェア

使用するソフトウェアは以下となります。


VB-CABLEのダウンロード・インストール

OBSのダウンロードおよびインストールの説明は省略させていただきます。

1. VB-CABLEのダウンロード

赤枠を左クリックすることでダウンロードすることができます。


2. ダウンロードしたファイルを解凍

ダウンロードしたファイルは圧縮されているので解凍をする必要があります。

解凍は各自お好きな方法でご対応をお願いいたします。
なお、圧縮は『ZIP』形式となりますので、Windowsの標準機能で解凍することができます。


3. VB-CABLEのインストール

解凍したフォルダの中にある「VBCABLE_Setup_x64.exe」を『管理者』として実行します。

管理者として実行するには、『ファイルを右クリック → 管理者として実行』の順で操作を行います。
※管理者として実行しない場合、エラーが表示されます



「Install Driver」を選択して、インストールを行います。



「インストール」を選択



以下の画面が表示されたらインストールが完了となりますので、「OK」ボタンを選択して画面を閉じます。



以上で、必要なソフトウェアのインストールが完了となります。


『OBS』設定

VB-CABLE』のインストールができましたら、OBSの設定を行います。

1. デスクトップ音声の無効化

デスクトップの音声を無効にすることで、配信に載せる音、載せない音を分けることが可能となります。

デスクトップの音声を無効にしなかった場合、デスクトップの音がすべて流れてしまいます。
簡単に言うと、配信に載せたくない音が配信に載ってしまうということです。

必ず設定しましょう!!


OBSの設定から音声を表示して、グローバル音声デバイスの『デスクトップ音声』『デスクトップ音声 2』を無効に設定してください。すでに無効になっている方は、そのままで大丈夫です。


2. 配信に載せる音の出力設定

配信に載せる音の出力設定を行います。

ソース下の「+」ボタンを押して、表示されたメニューから「音声出力キャプチャ」を選択



新規作成から名前を設定して、「OK」ボタンを選択



デバイスを『CABLE Input (VB-Audio Virtual Cable)』に設定して、「OK」ボタンを選択



音声ミキサーから「歯車」を押して、「オーディオの詳細プロパティ(A)」を選択



先ほど追加したソース(音声出力キャプチャ「配信出力音声」)の音声モニタリングを、『モニターと出力』に設定、「閉じる」ボタンを選択


以上で、配信に載せる音の出力設定は完了となります。


ソフトウェアの音声出力先を変更

ソフトウェアの音声出力先を変更します。


『アプリの音量とデバイスの設定』から設定を行い、配信に載せたい音を出力しているソフトウェアだけ出力先を変更します。配信には載せない、自分だけ聞きたい音は出力先を変更しません。


キーボードの「Winキー + R」を同時に押して、ファイル名を指定して実行を表示後、
『ms-settings:apps-volume』を入力して、「OK」ボタンを選択


表示された「アプリの音量とデバイスの設定」から、ソフトウェアの音声出力先を『CABLE Input (VB-Audio Virtual Cable)』に変更
※何度も言いますが、ここで設定するのは配信に載せたい音を出力しているソフトウェアだけです。



以上で、ソフトウェアの音声出力先を変更する設定は完了となります。

便利な情報

『アプリの音量とデバイスの設定』を毎回「ファイル名を指定して実行」などから表示するのは面倒だと思います。なので、ショートカットを作成しましょう。

デスクトップで右クリック → 新規作成 → ショートカット

「項目の場所を入力してください」の箇所に『ms-settings:apps-volume』を入力して「次へ」を選択後、名前を付けて「完了」ボタンを選択することでショートカットを作成できます。



実際に確認

OBSの録画機能と使用して確認することができると思います。



しくみ

BGMなどは今まで通り、既定のデバイスに出力する。

ゲーム音など配信に載せたい音を仮想オーディオデバイス(CABLE Input)に出力して、それをOBSで取得する。

OBSで取得した仮想オーディオデバイス(CABLE Input)の音をモニターすることにより、配信出力音声を聞くことができる。
※OBSの音声出力先は既定のデバイスになっているので、モニター音を聞くことができる



最後

最後までご購読いただきありがとうございます。

分からないことがありましたら、コメントなどでご質問いただければと思います。

分かる範囲でご回答いたします。

良い配信活動を!!!