【SteamCMD】インストール方法と使い方 | できないときの対処法も解説

こんにちは。

この記事では、Steamからゲームサーバーをダウンロードするために使う「SteamCMD」のインストール方法と、基本的な使い方を画像つきで解説します。ダウンロードから初期設定までの手順に加えて、よく使うコマンドや、うまく起動できないときの対処法までまとめました。

7 Days to DieやSatisfactoryなど、Steamのゲームサーバーを自分で立てたい方の最初の一歩になる内容です。Windowsでの手順を解説します。

SteamCMDとは

SteamCMD(Steam Console Client)は、ゲームサーバーのダウンロードや更新に使う、コマンドライン版のSteamです。

ふだん使うアプリ版のSteamはボタンをクリックして操作しますが、SteamCMDは文字(コマンド)を入力して操作します。見た目は黒い画面ですが、やることは決まっているので、手順どおりに進めれば難しくありません。

なぜアプリ版ではなくSteamCMDを使うのか

いちばんの理由は、ゲーム本体を持っていなくてもサーバーをダウンロードでき、サーバーの実行にSteamへのログインが要らないことです。

アプリ版Steamの場合、ゲーム本体を持っていないとサーバーをダウンロードできません。しかも、実行中はそのアカウントでログインし続ける必要があります。SteamCMDなら、こうした制約がありません。

ほかにも、次のようなメリットがあります。

  • 自分のアカウントが「ゲーム中」にならないので、同時に別のゲームを遊べる
  • サーバーを動かしていることがフレンドに表示されない
  • コマンド1行で更新できるので、サーバーの自動アップデートを組みやすい

SteamCMDのインストール手順

ダウンロードから起動までを、6ステップで進めます。全体の流れは次のとおりです。

①公式サイトからZIPをダウンロード
②ZIPを解凍する
③インストール用のフォルダを作る
④steamcmd.exeをフォルダに移動する
⑤steamcmd.exeを実行する
⑥「Loading Steam API…OK」が出れば完了

STEP

公式サイトからダウンロードする

SteamCMDは、Valve公式の配布ページからダウンロードできます。

配布ページ: SteamCMD – Valve Developer Community

Valve公式のSteamCMD配布ページ

ページ内の「Windows」向けのリンク(steamcmd.zip)をクリックすればダウンロードが始まります。以下の直接リンクからも取得できます。

直接ダウンロード: steamcmd.zip

steamcmd.zipをダウンロード
STEP

ZIPを解凍する

ダウンロードしたファイルはZIP(圧縮ファイル)です。好きな方法で解凍してください。

Windowsの標準機能でも解凍できます。ZIPを右クリックして「すべて展開」を選ぶだけです。解凍するとsteamcmd.exeというファイルが出てきます。

steamcmd.zipを解凍した画面
STEP

インストール用のフォルダを作る

SteamCMDを置くためのフォルダを作ります。場所はどこでも構いませんが、あとで場所を思い出しやすいところがおすすめです。今回はデスクトップに作ります。

デスクトップにSteamCMD用のフォルダを作成する

フォルダの場所は、「Program Files」など保護されたフォルダは避けてください。書き込みが制限されて、更新に失敗する原因になります。フォルダ名やパスに日本語やスペースを含めないほうが、あとでコマンドを打つときにトラブルになりにくいです。

STEP

steamcmd.exeをフォルダに移動する

解凍して出てきたsteamcmd.exeを、さきほど作ったフォルダの中へ移動します。コピーでも構いません。

steamcmd.exeをインストール用フォルダに移動する
STEP

steamcmd.exeを実行する

フォルダに移動したsteamcmd.exeをダブルクリックで実行します。

実行すると黒い画面(コマンドプロンプト)が開き、必要なファイルのダウンロードとインストールが自動で始まります。終わるまでそのまま待ちましょう。

SteamCMDのインストールが自動で進む画面
STEP

「Loading Steam API…OK」で完了

画面にLoading Steam API…OKと表示され、Steam>という入力待ちの状態になればインストール完了です。

Loading Steam API…OKと表示された画面
インストール用フォルダ内にファイルが格納される

お疲れさまでした。これでSteamCMDが使えるようになりました。次からは、フォルダ内のsteamcmd.exeをダブルクリックすればいつでも起動できます。

SteamCMDの基本的な使い方

SteamCMDでゲームサーバーをダウンロードするときは、次の4つのコマンドを覚えておけば十分です。

コマンド意味
login anonymous匿名でログインする(サーバーのダウンロードは基本これでOK)
force_install_dir パスダウンロード先のフォルダを指定する(loginより先に打つ)
app_update ID指定したゲームのサーバーをダウンロード・更新する
quitSteamCMDを終了する

たとえばSatisfactory(App ID: 1690800)のサーバーをデスクトップのsatisfactory-serverフォルダに入れるなら、SteamCMDを起動して次のように打ちます。

force_install_dir C:\Users\ユーザー名\Desktop\satisfactory-server
login anonymous
app_update 1690800 validate
quit

app_updateのうしろにvalidateを付けると、ファイルの整合性をチェックしながらダウンロードします。初回インストールや、サーバーの更新・修復のときに付けておくと安心です。

Satisfactoryのゲームサーバーをダウンロードするまでの流れ

サーバーを最新版にしたいときも、同じapp_update ID validateをもう一度実行するだけです。差分だけがダウンロードされます。

主なゲームサーバーのApp ID

app_updateで指定するApp IDは、ゲームごとに決まっています。よく立てられるサーバーのApp IDをまとめました。

ゲームApp ID
7 Days to Die294420
Satisfactory1690800
Valheim896660
Palworld2394010
ARK: Survival Evolved376030

ここにないゲームのApp IDは、SteamDBで「ゲーム名 Dedicated Server」と検索すると調べられます。

SteamCMDがうまく動かないときの対処法

つまずきやすいポイントと、その対処法をまとめました。

exeを実行してもすぐに閉じてしまう

多くの場合、セキュリティソフトやWindowsのウイルス対策がSteamCMDのファイルをブロックしています。ウイルス対策の「除外」設定にSteamCMDのフォルダを追加してから、もう一度実行してみてください。

フォルダを保護された場所(Program Files配下など)に置いている場合も、うまく動かないことがあります。デスクトップやCドライブ直下のわかりやすいフォルダに移すと解決しやすいです。

「Loading Steam API…」で止まる・落ちる

いったんウィンドウを閉じて、もう一度steamcmd.exeを実行し直すと直ることがあります。ファイアウォールで通信がブロックされていないかも確認してください。

それでも改善しないときは、Microsoftが配布している「Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が古い、または入っていない可能性があります。最新版を入れてから試してみてください。

フォルダの指定がうまくいかない

フォルダのパスにスペースが含まれていると、force_install_dirが途中で切れてしまうことがあります。その場合は、パス全体をダブルクォートで囲んでください。

force_install_dir "C:\game servers\satisfactory"

ダウンロードで「No subscription」と出る

そのゲームのサーバーが匿名ログインに対応していないケースです。多くのサーバーはlogin anonymousでダウンロードできますが、一部はゲームを購入したアカウントでのログインが必要になります。その場合はlogin 自分のアカウント名でログインしてください。パスワードと、Steam Guardの認証コードの入力を求められます。

立てたサーバーを24時間動かすには

SteamCMDでサーバーを用意できたら、次は「どこで動かすか」です。

自宅のPCでも動かせますが、フレンドといつでも遊べるように24時間つけっぱなしにすると、電気代がかかったり、ほかの作業が重くなったりします。常時稼働させたいなら、ゲームサーバー向けのVPS(レンタルサーバー)を使う方法もあります。

VPSの選び方や料金の考え方は、こちらの記事でくわしく解説しています。

また、自宅のPCで立てたサーバーにフレンドが接続するには、ポート開放が必要になることがあります。つながらないときは、こちらもあわせて確認してみてください。

よくある質問

SteamCMDのインストールは無料ですか?

はい、無料です。SteamCMD本体のダウンロードも、サーバーのダウンロードも料金はかかりません。

SteamCMDを使うのにゲーム本体やSteamアカウントは必要ですか?

多くのゲームサーバーはlogin anonymous(匿名ログイン)でダウンロードでき、ゲーム本体も必要ありません。ただし一部のゲームは、購入したアカウントでのログインが必要です。

SteamCMDはどこにインストールすればいいですか?

場所はどこでも構いませんが、デスクトップやCドライブ直下など、わかりやすい場所がおすすめです。「Program Files」などの保護されたフォルダや、日本語・スペースを含むパスは避けたほうがトラブルになりにくいです。

steamcmd.exeを実行してもすぐ閉じてしまうときは?

セキュリティソフトがファイルをブロックしていることが多いです。ウイルス対策の除外設定にSteamCMDのフォルダを追加し、保護されていない場所(デスクトップなど)にフォルダを移してから実行し直してください。

SteamCMDでサーバーを最新版に更新するには?

インストールのときと同じapp_update ID validateをもう一度実行するだけです。変更された分だけがダウンロードされ、サーバーが最新版になります。

まとめ

SteamCMDのインストールは、ダウンロードして解凍し、フォルダに入れて実行するだけなので、思ったより簡単だったのではないでしょうか。

使い方も、覚えるコマンドはlogin anonymousforce_install_dirapp_updateの3つが中心です。ゲーム本体なしでサーバーを用意できるので、フレンドとのマルチプレイ環境づくりの心強い味方になります。

SteamCMDを使った具体的なサーバーの立て方は、こちらの記事で解説しています。あわせてどうぞ。

それでは、よきゲームサーバーライフを!