【Raspberry Pi 4B】アクセスLEDと電源LEDを消す方法


今回は、「Raspberry Pi 4B」の アクセスLEDと電源LED を消す方法を解説します。

LEDの光が眩しくて消したいという方は、ぜひ参考にしてください。

LEDを消灯する方法

アクセスLEDと電源LEDの点灯を制御しているファイルは以下となります。

【 アクセスLED(ACT LED) / 緑色 】
/sys/class/leds/led0/trigger

【電源LED( PWR LED) / 赤色 】
/sys/class/leds/led1/trigger


上記ファイルの現在の設定を確認しましょう。

$ cat /sys/class/leds/led0/trigger
none rc-feedback kbd-scrolllock kbd-numlock kbd-capslock kbd-kanalock kbd-shiftlock kbd-altgrlock kbd-ctrllock kbd-altlock kbd-shiftllock kbd-shiftrlock kbd-ctrlllock kbd-ctrlrlock timer oneshot heartbeat backlight gpio cpu cpu0 cpu1 cpu2 cpu3 default-on input panic actpwr mmc1 [mmc0] rfkill-any rfkill-none rfkill0 rfkill1


$ cat /sys/class/leds/led1/trigger
none rc-feedback kbd-scrolllock kbd-numlock kbd-capslock kbd-kanalock kbd-shiftlock kbd-altgrlock kbd-ctrllock kbd-altlock kbd-shiftllock kbd-shiftrlock kbd-ctrlllock kbd-ctrlrlock timer oneshot heartbeat backlight gpio cpu cpu0 cpu1 cpu2 cpu3 [default-on] input panic actpwr mmc1 mmc0 rfkill-any rfkill-none rfkill0 rfkill1


[ ]で囲まれている箇所が現在の設定となり、デフォルトではアクセスLED(led0)が「mmc0」、電源LED(led1)が「default-on」になっていると思います。

上記の設定を「none」にすることでLEDを消灯することが可能です。


また、「none」 に設定する場合、同一パス上に存在する「brightness」というファイルも設定を変更する必要があります。

消灯する場合は、「 brightness 」の値を「0」に設定する必要があります。

アクセスLED(led0)は、デフォルトが「0」となっているので設定は不要です。

電源LED(led1)は、 デフォルトが「255」に設定されているので、「0」に設定します 。


設定方法は以下となります。

【アクセスLED(led0)】
echo none | sudo tee /sys/class/leds/led0/trigger

【電源LED(led1)】
echo none | sudo tee /sys/class/leds/led1/trigger
echo 0 | sudo tee /sys/class/leds/led1/brightness


コマンド実行後、LEDが消灯していると思います。


再起動後も消灯にしておきたい

Raspberry Piを再起動すると、上記で設定した消灯設定はリセットされてしまいます。

そのため、 再起動後も消灯にしておきたい 場合は、「rc.local」ファイルにコマンドを追記します。

「rc.local」の編集は、viエディタにて可能です。
$ sudo vi /etc/rc.local


設定内容は以下となります。

$ cat /etc/rc.local
#!/bin/sh -e
#
# rc.local
#
# This script is executed at the end of each multiuser runlevel.
# Make sure that the script will "exit 0" on success or any other
# value on error.
#
# In order to enable or disable this script just change the execution
# bits.
#
# By default this script does nothing.

# Print the IP address
_IP=$(hostname -I) || true
if [ "$_IP" ]; then
  printf "My IP address is %s\n" "$_IP"
fi

※以下を追記します
# Turn off LED
echo none | sudo tee /sys/class/leds/led0/trigger
echo none | sudo tee /sys/class/leds/led1/trigger
echo 0 | sudo tee /sys/class/leds/led1/brightness

exit 0



最後

Raspberry PiのLEDって眩しいですよね。

LEDを消灯できることを知り、とても助かりました。

眩しいと感じている方は、ご参考にどうぞ

それでは。

参考:https://tech-mmmm.blogspot.com/2017/07/raspberry-piled.html